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具沢山で彩りも綺麗な巻き寿司。恵方巻きでもおなじみ。【太巻き】

太巻きは、お寿司の中でもご飯と具を海苔で巻く巻き寿司のうちの一種です。
巻き寿司でも、一種類の具を巻く細巻きと対照的に、たくさんの具を彩りよく巻き上げるので、切った時の見た目の華やかさが違います。
太巻きは、見た目が綺麗なので、何かお祝い事があった時や郷土のお祭りの時に作ったり、運動会などの大勢が集まる時に作ったりすることの多い日本の伝統的なメニューでもあります。
巻き寿司
大判の海苔の上に酢飯を載せて、その上に具を載せて、巻き簾(まきす)で巻き込んで作るものを巻き寿司と言います。その具によく使われるものとしては、キュウリ、かんぴょう、卵焼きなどがあります。
巻き寿司は、海苔で巻くことから、「海苔巻き」とも呼ばれますが、地域によっては、細いものだけを海苔巻きと呼んだりすることもあります。
巻き寿司は、主に太さによって呼び名が変わります。
細巻き
直径が3cmくらいの細い巻き寿司を細巻きと言います。太さの目安は、口に入れやすい大きさです。具も1種類のみというものが多いです。よく見かける細巻きは、「かっぱ巻き(キュウリ)」「かんぴょう巻き」「鉄火巻き(マグロ)」「納豆巻き」「お新香巻き」「梅巻き」「ねぎトロ巻き」などがあります。
太巻き
直径が5cm以上の太い巻き寿司を太巻きと呼びます。太さがあるので、具も1種類ではなく、何種類も組み合わせて巻き寿司にしています。
中巻き
細巻きと太巻きの中間ぐらいの太さの巻き寿司を中巻きと呼びます。昭和40年代以降に寿司の持ち帰り店で売られていたものが最初に売り出された中巻きのようです。最近では、スーパーなどでトンカツやエビフライをレタスやキュウリ、卵焼きと一緒に巻き寿司にした洋風の中巻きが主流のようです。
太巻きのレシピ
太巻きは色々な材料を組み合わせて作るので、その作り方のセオリーはとくにはありません。
自分で好きな具を入れて酢飯と一緒に海苔で巻くだけで、太巻きは出来てしまうのですが、一般的な太巻きの作り方をご紹介します。
【材料】約2人分
寿司飯(酢飯)・・・2合分、
のり・・・2枚、厚焼き卵焼き・・・1本、
鰻の蒲焼・・・1/2尾、
キュウリ・・・1/2本(縦)
【太巻きの作り方】
- 米を炊いて、寿司酢と合わせて寿司飯を作る。
- キュウリ、鰻、卵焼きは断面が1cm角になるように縦に長く切る。
- 巻きすを広げ、海苔を置き、その上に酢飯を均等に載せていく。奥の方と手前はギリギリまで酢飯を広げないように注意する(巻いた時にはみ出てしまう)。
- 海苔の縦の長さの手前1/3くらいのところに細長く切っておいた具を並べる。
- 手前から巻きすを巻いていき両手でしっかり押さえて形を整える。
- 形が安定したら、巻きすを外して、1.5〜2.5cmの厚さに切って、出来上がり。
酢飯(寿司飯)の作り方
太巻きに欠かせないのは、酢飯。
酢飯の作り方もご説明します。寿司桶があると、酢飯は作りやすいですよ。
【材料】約2人分
米・・・3合、
昆布・・・1枚、★酢・・・70cc、
★酒・・・大さじ1、
★塩・・・小さじ2、
★砂糖・・・大さじ2
(★がついているのは、寿司酢)
【酢飯の作り方】
- 米はといだ後、規定の水の量よりも少なめにして、昆布を載せて炊く。
- 砂糖、塩、酢、酒をよく混ぜて、寿司酢を作る。砂糖が溶けにくいので、きちんと溶けるまで混ぜる。
- ご飯が炊けたら、熱いうちに寿司桶に空けて、すぐ寿司酢をかけて、ご飯を切るようにしてしゃもじで手早く混ぜる。
- 水気がなくなったら、うちわで扇ぎ、冷まして、寿司酢を浸透させる。
- 酢飯が出来たら、少し冷まして落ち着かせる。
太巻き上級者は模様に挑戦!
太巻きに慣れてきたら、花寿司などと言われる切り口が模様に見える太巻きにも挑戦してみましょう。
うまく工夫すれば、図のような模様の切り口の太巻きを作ることも出来ます。
酢飯に色をつけたり、普通の太巻きでは使わないスライスチーズやウィンナーなどを使ったりして、アイデア勝負の太巻き寿司です。輪郭の部分がはっきりと見えるように海苔をうまく使うのもポイントです。
いまや節分の恒例行事・恵方巻き
太巻きと聞いて思い出すのは、恵方巻きという方は多いのではないでしょうか。
「恵方巻き」とは、2月の節分の時に食べる太巻きのことです。
毎年変わるその年の恵方と呼ばれる方角を向いて、無言で太巻きを丸ごと1本食べると、願いがかなう、その年は幸運に恵まれる、という縁起を担ぐ慣習です。
元々は、大阪の船場の商人が縁起を担いで商売繁盛を願うために始められたもので、関西では節分には恵方巻きを食べるという習慣が定着していたようです。
最近は、スーパーやコンビニエンスストアなどでの販売を通じて全国的にも有名になりましたが、最初に関西以外で恵方巻きを販売促進で利用したのは、広島県のセブンイレブンなのだそうです。1989年に最初に関西エリア以外では広島で販売し、翌年にはさらに販売エリアを広げ、1995年には関西より西の地域で、1998年にはついに全国に販売を拡大したのだそうです。今では、関西だけでなく、北は北海道から南は九州まで日本全国に「恵方巻き」という言葉が知れ渡るようになりました。節分の日の夕食は、恵方巻きという新習慣が根付いたのは、日本の流通網が発達したことととにかく糸口になるような販売促進方法があれば飛びつくという商人魂が背景にあったからではないでしょうか?
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