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卵と鶏肉の親子素材を使った定番の丼物【親子丼】

親子丼とは、文字通り「鶏(=親)」と「卵(=子)」を使った丼物のことです。
基本的には、卵とじにしたものを指しますが、稀にそうでない変わり親子丼もあります。
また、「鮭(=親)」と「いくら(=子)」を使った丼物も親子丼と呼ぶこともありますが、その場合は、「海鮮親子丼」と呼んだり、「鮭いくら丼」と呼んだりして区別する場合もあり、一般的には親子丼と言えば、鶏肉と卵を使った丼物のことを指します。
親子丼は「おやこどん」もしくは「おやこどんぶり」と呼ばれています。
親子丼と一口に言っても、味付けや卵とじにする場合の火の通し方などの作り方ひとつでその出来上がりは千差万別です。
そんな親子丼について、親子丼のレシピも含めていろいろな角度からご紹介しちゃいます。
親子丼はいつからある?
親子丼は、定食屋さんの定番のメニューですよね?
最近では、親子丼の専門店なんかもあったりして、牛丼と並んで親子丼は丼物の代表格と言ってもいいでしょう。
家庭でも割と手軽に作ることが出来て、お店の看板メニューにもなっている親子丼は、和食の定番メニューとして浸透していますが、いつ頃から食べられていたのでしょうか。
ずばり親子丼が生まれたのは、明治の半ば頃(おそらく1890年代前半)です。親子丼は、文明開化で日本人の食卓に西洋と同じ食材が取り入れられるようになってきてから生まれたメニューなのです。
親子丼は、東京は日本橋にある「玉ひで」という鶏料理専門店から生まれました。五代目当主・山田秀吉の妻であった「山田とく」という女性が日本で初めて親子丼を考案したと言われています。その考案当初の親子丼は、使う食材はシャモの肉と卵のみで、味付けは醤油とみりんという、まさに関東風の料理でした。今のようにタマネギや三つ葉を入れたりすることはなく、本当にシンプルな鶏料理だった訳です。
「玉ひで」は、まだ江戸時代の1760年に軍鶏料理専門店として創業を始めた、歴史ある料理店です。創業当初は「玉?(たまてつ)」という名前で店を営んでいましたが、五代目の山田秀吉の名前から「玉ひで」という通り名で呼ばれるようになり、明示の終わりごろにはそのまま「玉ひで」という屋号を使用するようになっていたようです。明治の頃に考案された親子丼は、今でも「元祖・親子丼」として、「玉ひで」で食べることが出来ます。
「玉ひで」http://www.tamahide.co.jp/
東京都中央区日本橋人形町1−7−10
親子丼の作り方
親子丼と一口に言っても、材料や作り方は様々です。
例えば、材料となる鶏肉ひとつ取っても、どんな鶏肉を使うかで歯応えや肉の味に差が出てきます。
また、卵に火を通す時の熱の通り具合も親子丼では重要なポイントです。
親子丼は、簡単なように見えますが、こだわればいくらでもこだわることのできる奥の深い料理なのです。
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親子丼に適した鶏肉
こだわりの親子丼と言えば、やはり鶏肉も一味違います。
ブロイラーと呼ばれる過密な鶏舎で食用に育てられた鶏肉よりも地鶏と言われる放し飼いで育てられた鶏肉の方が肉に旨みがあり、弾力ある歯応えもあるので、おいしいとされています。その地鶏の中でも最高ランクと言われているのは、「日本三大地鶏」と呼ばれるブランド鶏肉。よくテレビ番組などで親子丼の特集を組まれているのを見ると、「日本三大地鶏」を使っている親子丼がよく紹介されているので名前を聞いた事のある人が多いのではないでしょうか。「日本三大地鶏」とは、「名古屋コーチン」「比内地鶏」「薩摩地鶏」のことです。
その日本三大地鶏は、次のような特徴があります。
| 名古屋コーチン |
名古屋コーチンは、厳選されたひな鶏の名古屋近辺でだけ育てられたものを言います。
高級食材としても有名で、赤みを帯びた肉と、弾力性のある歯応えが特徴です。
程よく脂も乗っていて、味にこくもあります。 |
| 比内地鶏 |
比内地鶏は、「比内鶏」のオスと「ロードアイランドレッド」のメスを交配した地鶏です。
比内鶏は、秋田県の米代川流域の比内地区(旧・比内町。現在は大館市の一部)で飼育されてきた鶏でしたが、1942年に国の天然記念物に指定されたため、食用にすることが出来なくなったので、他の鶏と交配し、「比内地鶏」という新しい種を開発により生み出し、現在に至っています。
肉質は、独特な歯応えがあり、濃厚な味わいがあります。旨みがよく出るので、秋田の郷土料理「きりたんぽ」には欠かせない食材です。 |
薩摩地鶏
(薩摩軍鶏)
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薩摩地鶏は、「薩摩鶏」のオスと「白色プリマスロック」のメスを交配した地鶏です。
薩摩鶏は、鹿児島県の天然記念物に指定されているため、食用にすることはできないので、比内地鶏と同様に、交配により食用の地鶏の開発がされた訳です。
筋繊維が細かく、適度な歯応えに脂の乗った柔らかい肉質と鶏本来の旨みが特徴です。 |
基本の親子丼レシピ
【材料】2人前
鶏もも肉(1/2枚)、
タマネギ(1/2個)、
卵(2個)、
みつば(5本)、
ご飯(丼2杯分)
みりん(大さじ2)、
しょうゆ(大さじ2)
ダシの素(小さじ1/3)、
水(3/4カップ)
【作り方】
- 鶏肉は、一口大の大きさに切る。タマネギは薄切りにし、みつばは3cm程度に切る。卵は1個分ずつ溶きほぐしておく。
- 鍋にみりんを煮立て、アルコール分を飛ばしたら、しょうゆ、ダシの素、水を加えて煮立ったら、鶏肉とタマネギを加えて、火が通るまで煮る。
- 丼にご飯を盛り、親子丼用の鍋に2の半分(1人分)を取り、火にかけて、煮立ってきたら溶き卵を入れ、半熟状態になったら火を止め、半分の量のみつばを散らし、鍋からスライドさせるように3を載せて出来上がり。1人分が出来たら、残りの分も同様に作る。
※具のバリエーションとして、きのこ類(しいたけ、舞茸、えのきなど)やこんにゃくを入れて作ってもおいしい。
変わり親子丼レシピ
【材料】2人前
鶏もも肉(1/2枚)、
タマネギ(1/2個)、
卵(2個)、
ショウガ(少々)、
紅ショウガ(適量)、
ご飯(丼2杯分)
みりん(大さじ1)、
しょうゆ(大さじ1)、
砂糖(大さじ1/2)、
ダシの素(小さじ1/3)、
水(1/2カップ)、
塩(少々)
【作り方】
- 鍋に油を引き、ショウガのみじん切りを入れて、鶏ひき肉を炒め、肉の色が変わったら、みりん、砂糖、しょうゆ、ダシの素、水を加えて、汁気がなくなるまで煮詰める。
- 卵は溶きほぐし、塩を入れてかき混ぜる。フライパンに油を引き、いり卵を作る。
- 丼にご飯を盛り、1の鶏そぼろと2のいり卵を彩りよく盛り付け、紅ショウガも一緒に載せて、出来上がり。
照り焼き親子丼レシピ
【材料】2人前
鶏ひき肉(100g)、
温泉卵(2個)、
水菜(小・1束)、
油(少々)、
ご飯(丼2杯分)
みりん(大さじ1)、
しょうゆ(大さじ1)、
ダシの素(小さじ1/3)、 水(1/2カップ)、
塩・コショウ(少々)
【作り方】
- 鶏肉は一口大に切り、塩コショウをふっておく。水菜は洗って4cmくらいの長さに切り、水気を切っておく。
- フライパンに薄く油を引き、鶏肉を火が通るまで焼く。
- 2のフライパンからいったん鶏肉を取り出し、余分な油を捨て、みりん、しょうゆ、ダシの素、水を入れ、煮詰めたら、また鶏肉を戻し、味を絡める。
- 丼にご飯を盛り、ご飯の上に水菜を敷き、2の鶏肉を真ん中を開けて盛り付ける。開けた真ん中の部分に温泉卵を割り入れて、出来上がり。
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