秘湯

喧騒の都会から離れた秘境の地の温泉【秘湯

秘湯

よくテレビや雑誌などでは「秘湯特集」なんて特集が組まれるほど秘湯ブームの昨今。
今では交通網が発達して、道路も大抵のところまで整備されているし、新幹線が整備されて、首都圏からでもそんなに時間をかけなくても地方の温泉地に出かけることが出来るようになりました。しかし、そんなに便利な時代になっても、まだまだちょっとやそっとで行き着けない温泉地はまだまだあります。

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なかなか一般の交通機関を乗り継いでもたどり着けないようなそんな温泉を秘湯と呼んでいます。秘湯の定義は、実はきちんとした定義はないのですが、やはり「山奥にあること」「一軒宿であること」「古くからの歴史ある温泉であること」「辿り着くまでにそこそこの時間を有すること」が秘湯の条件としては挙げられると思います。秘湯を楽しむためには、便利さを求めてはいけません。秘湯の宿の中には、自家発電で電気の来ていない宿などもあります。都会の便利さがなくては生きていけないというような人にはちょっとツライかもしれません。ですが、都会にはないワイルドさも秘湯の魅力でもあるのです。
秘湯は、携帯電話も入らないような奥地にあることが多く、仕事から解放されたい、都会の喧騒から離れたところに身をおきたいというような人にはもってこいの場所です。
癒されたいと思う人は、秘湯で温泉を堪能してリフレッシュしてみてはいかがでしょう?

秘湯の楽しみ方

秘湯を楽しむには、コツがいります。
わたしは子供の頃は新しくて便利で広い温泉がいいものだと思っていました。いわゆるリゾート的な温泉ですね。そんな認識だった時に、高速道路のインターチェンジを下りてからさらに一般道を3時間も走ってやっと着くようなかなり山奥の一軒宿の温泉に親に連れて行かれたことがありました。そこは、ランプの宿と言われる秘湯で、有名な温泉です(秘湯好きな人ならどこの温泉かはこれだけでどこかきっと分かると思います)。山奥なので、電気は来ていないので、自家発電だけ。最低限の電気しか発電しないので、当然部屋では電気は使えないので、テレビもありません。灯りはランプという徹底ぶりです。することと言ったら、温泉に入るか部屋でごろごろするぐらいしかありません。真夏だったので、暑いのにクーラーもないのですから、当然どこにいても暑い。そんな状況ですから、親は行きたかったのかもしれないけれど、わたしは前述のような温泉が好きでしたから、どうしてこんな山奥に来なくちゃいけないんだろう?早く帰りたい・・・と思うばかりでした。せっかく秘湯に行ったのに、もったいないと言われるかもしれませんが、この当時はそういう温泉の良さというものが全く分かっていなかったんですね。
自分で収入を得て、好きなところに行くことができるようになった今では、そういうところにはそういうところにしかない良さがあるということが分かるようになってきました。その後、自分でお金を出して、秘湯というところにも何度か泊まりに行ってみました。
そんな経験から言うと、秘湯というのは大人のものなのではないかと思うのです。
秘湯には子供は似合いません(笑) ついでに言うと、ある程度年を取ってその良さが分かるまで行かない方がいいのかな〜と思います。せっかくお金をかけて行くのに、良さが分からないのはもったいないですからね。不便さもその醍醐味と考えられる心の余裕があるぐらいでないと、秘湯を満喫することは難しいでしょうから、そこそこの年齢になっていれば、秘湯を味わえる条件が備わっていると言えるのではないでしょうか?

秘湯の特徴

秘湯の特徴として、わたしの考えたポイントを挙げてみます。
これが全部当てはまるとは限りませんが、この条件がいくつか噛み合ったものが秘湯と言ってもいいのではないかと思います。

  • 山奥にあって、時間をかけないと辿り着けない。
  • 全国の秘湯近くに川が流れていて、川の音が聞こえる。
  • 昔から営業していて、その面影を残している。
  • 日本らしい風情を残す一軒宿が多い。
  • 風呂がいくつかあり、露天風呂もある。
  • 近代的な設備があまり整っていない。不便である。
  • 携帯電話の圏外であることが多い。
  • 冬になると雪が多くて営業できない宿もある。
  • 四季折々の風情が感じられるような立地である。
  • 本物の温泉である。源泉から直接お湯を引いている。

さて、あなたが考える秘湯とはどんなところですか?

日本秘湯を守る会

秘湯について調べていると、必ず出てくるのが「日本秘湯を守る会」という組織です。
日本秘湯を守る会とは、1975年に発足した組織で、朝日新聞社系列の旅行社・朝日旅行会が主催している、秘湯を自称する温泉旅館が会員として登録しています。
登録には加盟申請が必要で、日本秘湯を守る会独自秘湯の基準を満たしていないと加盟することはできないとされています。

北海道・東北
北海道 丸駒温泉旅館(丸駒温泉)、かんの温泉(菅野温泉)、芽登温泉(芽登温泉)、銀婚湯(上の湯温泉)、新見本館(ニセコ新見温泉)、鯉川温泉旅館(ニセコ昆布温泉)、知内温泉旅館(知内温泉)、大雪高原山荘(大雪高原温泉)、湧駒荘(旭岳温泉)
青森県 猿倉温泉(猿倉温泉)、谷地温泉(谷地温泉)、蔦温泉旅館(蔦温泉)、温川山荘(温川温泉)
岩手県 石塚旅館(国見温泉)、彩雲荘(藤七温泉)、元湯夏油(夏油温泉)、須川高原温泉(須川温泉)、松楓荘(松川温泉)、峡雲荘(松川温泉)
宮城県 峩々温泉(峩々温泉)、湯元不忘閣(青根温泉)、佐藤旅館(温湯温泉)、琢・(中山平温泉)
秋田県 鷹の湯温泉(秋の宮温泉郷)、樅峰苑(強首温泉)、鶴の湯温泉(鶴の湯温泉)、鶴の湯温泉別館山の宿(乳頭温泉郷)、ふけのゆ(蒸の湯温泉)、奥山旅館(泥湯温泉)、阿部旅館(大湯温泉)、日景温泉(日景温泉)
山形県 湯どの庵(湯田川温泉)、吾妻屋旅館(新高湯温泉)、宗川旅館(五色温泉)、福島屋(滑川温泉)、滝見屋(大平温泉)、桝形屋旅館(姥湯温泉)、東屋旅館(白布温泉)、能登屋旅館(銀山温泉)、まいづるや(月山志津温泉)
福島県 ゆもとや(日中温泉)、川上温泉(奥土湯温泉)、好山荘(赤湯温泉)、相模屋旅館(新野地温泉)、鷲倉温泉旅館(鷲倉温泉)、吉倉屋(幕川温泉)、水戸屋(幕川温泉)、旅館二階堂(微温湯温泉)、旅館ひげの家(高湯温泉)、吾妻屋(高湯温泉)、仙峡閣(芦の牧温泉)、大丸あすなろ荘(二岐温泉)、旅館大黒屋(甲子温泉)、恵比寿屋旅館(玉梨八町温泉)、井筒屋(木賊温泉)、旅館末廣(湯の花温泉)、旅館ひのえまた(檜枝岐温泉)、かぎや旅館(檜枝岐温泉)、旅館米澤屋(大塩裏磐梯温泉)、喜楽園(白鳥山温泉)
関東
茨城県 湯の澤鉱泉(湯の澤鉱泉)
栃木県 大丸温泉(大丸温泉旅館)、下藤屋旅館(奥塩原新湯温泉)、渓雲閣(奥塩原新湯温泉)、大出館(塩原元湯温泉)、一柳閣(川俣温泉)、八丁の湯(奥鬼怒温泉)、平の高房(奥湯西川温泉)
群馬県 長寿館(法師温泉)、紅葉館(鹿沢温泉)、松泉閣(湯の平温泉)、関晴館別館(尻焼温泉)、まるほん旅館(沢渡温泉)、萱の家(武尊温泉)、金湯館(霧積温泉)、神水館(八塩温泉)、清流荘(下仁田温泉)、美郷館(たんげ温泉)、滝沢温泉(滝沢温泉)、かど半旅館(川中温泉)、旅籠(薬師温泉)
埼玉県 かやの家(柴原温泉)、鳩の湯(奥秩父温泉)
東京都 数馬蛇の湯温泉(たから荘)
中部
富山県 名剣温泉(名剣温泉)、みくりが池温泉(みくりが池温泉)
石川県 にしやま旅館(中宮温泉)、永井旅館(白山温泉)
山梨県 雲峰荘(裂石温泉)、白根館(奈良田温泉)、赤石温泉(赤石温泉)、嵯峨塩館(嵯峨塩温泉)
長野県 本沢温泉(本沢温泉)、薬師平温泉(崖の湯温泉)、中房温泉(中房温泉)、富喜の湯(奈川温泉)、坂巻温泉旅館(坂巻温泉)、中の湯温泉旅館(中の湯温泉)、旅館みたけ荘(乗鞍高原温泉)、山田旅館(小谷温泉)、佐和屋(不動温泉)、仙人閣(葛温泉)、後楽館(地獄谷温泉)、七味温泉渓山亭(七味温泉)、満山荘(奥山田温泉)、旅館わらび野(蕨温泉)、岩の湯(仙仁温泉)、和泉屋(霊泉寺温泉)、おもとや旅館(沓掛温泉)、岩屋館(角間温泉)、高峰温泉(高峰温泉)、初谷温泉(初谷温泉)、湯元山塩館(鹿塩温泉)、小梨の湯笹屋(白骨温泉)、つたや季の宿風里(木曽御嶽温泉)
新潟県 鷹の巣館(鷹の巣温泉)、樺太館(燕温泉)、貝掛温泉(貝掛温泉)、山口館(赤湯温泉)、清津館(清津峡温泉)、川津屋(逆巻温泉)、凌雲閣(松之山温泉)、白馬岳蓮華温泉ロッジ(蓮華温泉)、龍雲荘(笹倉温泉)、駒の湯山荘(駒の湯温泉)、自在館(栃尾又温泉)、大沢館(大沢山温泉)、嵐渓荘(越後長野温泉)、雨飾山荘(雨飾温泉)
岐阜県 湯元長座(福地温泉)、かつら木の郷(福地温泉)、水明館佳留萱山荘(新穂高温泉)、槍見館(新穂高温泉)、谷旅館(新穂高温泉)、ふじや旅館(平瀬温泉)、すぎ嶋(神明温泉)
静岡県 湯本館(湯ヶ島温泉)、福田家(湯ヶ野温泉)、山あいの宿うえだ(船原温泉)、かわいいお宿雲見園(雲見温泉)
近畿
奈良県 城崎温泉(兵庫県)、湯村温泉(兵庫県)、白浜温泉(和歌山県)
和歌山県 あづまや(湯峰温泉)、冨士屋(川湯温泉)、下御殿(龍神温泉)
中国
鳥取県 岩井屋(岩井温泉)
島根県 海潮荘(海潮温泉)
四国
徳島県 祖谷温泉(祖谷渓)
九州
熊本県 山口旅館(阿蘇・垂玉温泉)、新明館(黒川温泉)、旅館山河(黒川温泉)
大分県 山の宿寒の地獄旅館(寒の地獄温泉)、旅館福元屋(壁湯温泉)、旅館國崎(小浜温泉)
鹿児島県 みどり荘(吹上温泉)、南洲館(栗野岳温泉)、おりはし旅館(妙見温泉)

日本の秘湯ガイドブック

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